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家計調査平成14年平均結果の概況(詳細編)II-2.(2)
(2)非消費支出の格差は4年ぶりの拡大
非消費支出は,第I階級で34,735円,第V階級で162,373円となった。
対前年名目増加率をみると,第III階級(0.0%)及び第V階級(0.0%)は前年と同水準となったが,第I階級(-4.7%),第II階級(-2.0%)及び第IV階級(-0.4%)は減少となった。
非消費支出の内訳の対前年名目増加率をみると,勤労所得税は,第III階級及び第V階級は増加となったが,第I階級,第II階級及び第IV階級は減少となった。また,個人住民税については,すべての階級で減少となった。
実収入に対する非消費支出の割合は,第I階級から第V階級までそれぞれ11.9%,13.6%,14.8%,16.3%,18.7%となった。
なお,非消費支出の第I階級に対する第V階級の格差は,4.67倍となり,前年の4.45倍に比べ0.22ポイント拡大し,4年ぶりの拡大となった(図19,表12)。