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II 世帯属性別の家計収支-1.(1)(2)
1.世帯主の年齢階級別
(1)30〜39歳,40〜49歳,60歳以上の世帯で消費支出は減少
全世帯の消費支出を世帯主の年齢階級別にみると,30歳未満の世帯は 1世帯当たり1か月平均 255,637円,30〜39歳の世帯は 287,700円,40〜49歳の世帯は355,984円,50〜59 歳の世帯は368,144円,60歳以上の世帯は278,085円と なった。
対前年実質増加率をみると,30歳未満の世帯は(+)3.2%, 50〜59歳の世帯は(+)0.8%の増加となったが,40〜49歳の 世帯は(-)2.6%,30〜39歳の世帯は(-)1.7%,60歳以 上の世帯は(-)0.8%の減少となった(表11)。
(2)すべての年齢階級で実収入,可処分所得は減少
勤労者世帯の実収入は,30歳未満の世帯が399,647円, 30〜39歳の世帯が506,698円,40〜49歳の世帯が 607,980円,50〜59歳の世帯が641,884円,60歳以上 の世帯が446,528円となった。対前年実質増加率をみると,すべて の年齢階級で減少となった。実収入のうち,世帯主収入も,すべての年齢 階級で減少となった。
可処分所得の対前年実質増加率をみても,すべての年齢階級で減少と なった。
消費支出は,30歳未満の世帯は257,512円,30〜39歳の 世帯は292,371円,40〜49歳の世帯は363,377円, 50〜59歳の世帯は388,074円,60歳以上の世帯は 316,143円となった。対前年実質増加率をみると,30歳未満の 世帯と50〜59歳の世帯は増加となったが,40〜49歳の世帯, 30〜39歳の世帯,60歳以上の世帯は減少となった。
平均消費性向をみると,40〜49歳の世帯は前年の水準を下回ったが, 30歳未満の世帯,60歳以上の世帯,50〜59歳の世帯,30〜39 歳の世帯は前年の水準を上回った(表11)。