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5.地方別にみた家計
勤労者世帯の1人当たりの実収入について,地方別に全国平均に対する相対水 準(全国平均=100)の推移をみると,関東は,平成2年をピークに低下が続 いていたが,10年以降上昇に転じている。また,関東,東海及び近畿の3地方 平均と,その他の地方平均の2区分でみると,平成4年から7年まで3地方平均 が緩やかに低下,その他の地方平均が緩やかに上昇していたが,8年以降ほぼ横 ばいで推移している。
勤労者世帯の1人当たりの消費支出についても,実収入と同様の傾向がみられ るが,実収入の相対水準が上昇に転じた関東では,平成10年以降も消費支出は ほぼ横ばいで推移している(図34,表23)。
全世帯の1人当たりの消費支出についても,勤労者世帯とほぼ同様の傾向がみ られるが,関東では,平成8年にやや上昇した後,9年以降低下している (図35,表23)。