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家計消費状況調査(IT関連項目)平成17年平均 結果の概況
1 情報技術(IT)関連の機器・サービスの保有・利用状況
(1)インターネットが利用できる機器の保有状況
世帯全体のうち,インターネットが利用できる機器を保有している世帯の割合は,平成17年平均で57.0%と前年の55.8%に比べて1.2ポイントの増加となっている。インターネットが利用できる機器の種類別割合(複数回答)をみると,パソコン・ワープロが全世帯の49.1%(機器保有世帯の86.1%)と最も高く,次いで移動電話機(携帯電話・PHS)が42.5%(同74.6%)となっている。これを前年と比べると,パソコン・ワープロは2.2ポイントの増加,移動電話機(携帯電話・PHS)は0.6ポイントの増加となっている。(表1,図1)
四半期別の推移
インターネットが利用できる機器を保有している世帯の割合の推移をみると,I期(1〜3月)が55.4%,II期(4〜6月)が56.5%,III期(7〜9月),IV期(10〜12月)がともに58.1%と平成14年I期から上昇傾向で推移している。
また,インターネットが利用できる機器の種類別割合をみると,いずれの四半期においてもパソコン・ワープロが最も高く,17年III期には50%を超えた。次いで,移動電話機(携帯電話・PHS)が高くなっている。(表2,図2)
(2)インターネットの利用時間が長い機器
世帯全体において,インターネットの利用時間が最も長い機器の割合は,パソコン・ワープロが36.7%(機器保有世帯の64.4%)と最も高く,次いで移動電話機(携帯電話・PHS)が8.0%(同14.0%)などとなっている。これを前年と比べると,パソコン・ワープロは2.2ポイントの増加となっている。(表3,図3)
(3)インターネットの利用時間が長い通信手段
世帯全体のうち,インターネット(i(L)モードなど電話機で直接利用するインターネットを除く。)を利用している世帯の割合は,39.1%と前年と比べると3.0ポイントの増加となっている。その内訳を利用時間が最も長い通信手段別にみると,ADSLなどのxDSL回線が前年から1.2ポイント増加して16.3%(インターネットを利用している世帯の41.7%)と最も高くなっており,次いでISDN回線が0.6ポイント増加して6.8%(同17.4%),ケーブルテレビ回線が1.1ポイント増加して6.3%(同16.1%)となっている。(表4,図4)
四半期別の推移
インターネット(i(L)モードなど電話機で直接利用するインターネットを除く。)を利用している世帯の割合の推移をみると,平成14年I期から上昇傾向にある。
利用時間が長い通信手段の割合の推移をみると,15年I期にxDSL回線がアナログ電話回線を抜いて最も高くなって以降,その差は拡大傾向にある。(表5,図5)