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I-6 派遣・下請従業者
従業者に対する「派遣・下請従業者」の比率が高い「情報通信業」
「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」数は243万5千人で,事業所の従業者全体に対する比率は4.7%となっている。これを派遣先事業所の産業大分類別にみると,「製造業」が81万1千人(「派遣・下請従業者」数全体の33.3%)と最も多く,次いで「卸売・小売業」が48万7千人(同20.0%),「サービス業(他に分類されないもの)」が27万人(同11.1%)などとなっている。
また,派遣先事業所の従業者に対する比率は,「情報通信業」(12.4%)が最も高く,次いで「製造業」(8.2%),「金融・保険業」(7.1%)などとなっている。(表I-6-1,図I-6-1)
表I-6-1 派遣先事業所の産業大分類別「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」数(平成16年)
図I-6-1 産業大分類別「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」の 比率(平成16年)
「百貨店,総合スーパー」では「派遣・下請従業者」の比率が4割近い
従業者数が10万人以上の産業(小分類)について「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」の派遣先事業所の従業者に対する比率をみると,「百貨店,総合スーパー」が42.1%と最も高く,次いで「電子計算機・同附属装置製造業」が19.5%,有線・無線通信機械器具やラジオ・テレビジョン受信機の製造などの「通信機械器具・同関連機械器具製造業」が19.4%などとなっており,上位10産業のうち5産業が,産業大分類「製造業」(産業小分類番号091〜329)に属している。(表I-6-2)
表I-6-2 派遣先事業所の産業小分類別「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」 の比率(平成16年)