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I-7 派遣・下請従業者
派遣・下請従業者数は従業者全体の3.9%
民営事業所で従業している「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」数は215万8千人で,民営事業所の従業者に対する比率は3.9%となっている。これを派遣先事業所の産業大分類別にみると,「製造業」が63万3千人と最も多く,次いで「サービス業」が53万人,「卸売・小売業,飲食店」が43万3千人などとなっている。
また,派遣先事業所の従業者に対する比率では,「運輸・通信業」(6.3%)及び「金融・保険業」(6.3%)が最も高く,次いで「製造業」(5.7%)の順となっている。
派遣・下請従業者数が「運輸・通信業」,「サービス業」,「製造業」で大幅に増加
派遣先事業所の産業大分類別に民営事業所への「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」数を平成8年と比べると,「サービス業」(31.3%増),「運輸・通信業」(30.2%増)及び「製造業」(29.3%増)の3産業が約30%増の高い増加率を示している。一方,「建設業」は36.3%減と高い減少率を示している。
表I-7-1 派遣先事業所の産業大分類別,別経営の事業所からの派遣又は下請従業者数(民営)(平成13年,8年)
図I-7-1 「従業者」に対する「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」の比率(民営)(平成13年)
派遣・下請従業者数の比率が高い「百貨店」
従業者数10万人以上の産業(小分類)について,「別経営の事業所からの派遣又は下請従業者」の派遣先事業所の従業者に対する比率をみると,「百貨店」が28.2%と最も高く,次いで「普通倉庫業」が21.5%,「情報処理サービス業」が14.7%などとなっている。
表I-7-2 派遣先事業所の産業小分類別,別経営の事業所からの派遣又は下請従業者数比率(民営)(平成13年)