センサスの語源

センサス(Census)の語源は、古代ローマにおいて、市民の登録(人口調査)、財産及び所得の評価、税金の査定などを担当する職員をCencorといっていましたが、この職名をラテン語でCensereといい、これが転じてCensusとなったといわれています。
人口センサス(国勢調査)の歴史は古く、バビロニアでは、紀元前3000年ごろに、財政目的で行われていたようで、エジプトにおいても、紀元前3050年ころピラミッド建設のために人口調査が行われていたようです。また、韓国では2000年ほど以前の三韓時代に人口調査が行われています。日本においても、日本書紀の記述によると、崇神天皇によって調役の賦課のために人口調査が行われたとあります。
このように、古くから人口や土地、財産等について調査が行われてきましたが、これらは、人々の利益のためでなく、納税、徴兵、強制労働を達成するための情報収集として16世紀ころまでしばしば行われてきました。
17世紀になると、社会の構造の変化を明らかにすることを目的とするようになり、調査対象も特定の者からすべての人を対象とするようになり、近代センサスの幕が開かれました。

なお、経済センサスについては、始められてから日が浅く、人口センサスが1790年に開始されたアメリカ合衆国においても、1954年に開始されました。我が国においては、初めて経済センサス‐活動調査が行われますが、これにより産業分野別統計の精度向上に大きく寄与するものと期待されています。

イメージ